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お越しいただきありがとうございます。 美術や制作物関連の雑談がメインです。 色々勉強中ですが宜しくお願いします。

14人が表現するそれぞれの生き物たち

「生きとし生けるもの」展という場から思ったこと

この「生きとし生けるもの」展は静岡県東部にあるヴァンジ彫刻庭園美術館で開催されていた企画展です。美しい庭園の中でそれぞれの作品たちが存在感を放ちながらも自然の中に馴染んでいました。

14人の作家がそれぞれ生き物を表現しているのですが、当然14人も表現者がいますと生き物の表現の仕方はみな違います。グループ展のようなものは同じテーマでありながら人によって考えや発想の違いをみることが出来る貴重な場です。

考えの違いを楽しめるか

この考えの違いを面白いと思えることって大切です。特に実生活ではこれが出来る出来ないとでは人間関係に大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。わかっていても違いを楽しむを実践することはなかなか難しいことです。

考えの違う人に出会ったとき拒絶をするアナタ(私)は頑固だ。

興味を持たないと面白いと思うところまではいけない。

以前他人に言われた事です。その時は反発していましたが後々になってその通りだなと思いました。この二つを戒めとして、そして素直さを忘れず向き合うことで、作品を見たときの「難しい」「意味がわからない」しまいには「どう見たらいいのかわからない」という答えを求めた鑑賞から変われるようになってきました。

心を開き受け入れることで自分とは違う考えを面白く見ることができるのではないかなぁと最近思います。それに、その思った事が作者の考えと違うとしても問題ないですしその違う考えに習わなければならない訳でもないですしね。

 

以下気にいった作品の覚書

可愛いというか怪しさの方が勝った桃色の「ベイビーうさぎ」が良かったです。イケムラレイコさんの作品だそうです。陶器でできた作品は少し怖くなる傾向があるように思うのですが(実家には陶器のピエロが飾ってあるのですが何故か怖い怪しい雰囲気がぷんぷんです)その傾向がやはり出ているように思う作品でした。

目立っていたのは三沢厚彦さんの動物の彫刻たち。デフォルメされた動物たちはサイズは本物と同じだそうで、獰猛な動物彫刻は間抜けな表情で可愛い!と思いつつも量のある物体というものはやはり少しの恐怖感を私に抱かせました。

もう一つ気にいった作品が橋本雅也さんの植物の彫刻です。繊細で綺麗だなぁ工芸作品のようだと見ていたのですが、その繊細な植物は鹿の骨からできているそうです。骨の繊維感が植物の繊維感に似ていることが新たな発見でした。オフホワイトで作られた植物が本当に美しかったです。