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雑貨と彫刻の違いについて思うこと

雑貨と彫刻に違いはあるのか

 先日ある人から聞いたこの台詞に少し引っかかったので私なりに考えてみました。

可愛らしい彫刻を見て雑貨だと感じるひとはいるだろうし、大きさは同じでもそれが仏像のような形だったとしたら何となく彫刻だと捉えるひとは多いのかもしれません。違いは何なのでしょうか。

 

そもそも何故私はその台詞に引っかかったのかというと、実際私はある可愛らしい作品を写真で見て「これは雑貨っぽいな」と思ったからです。実物を見るまでは思っていました。いや、彫刻家ご本人とお話するまではまだ思っていたように思います。

その人は彫刻家に雑貨と彫刻の違いはあるのかと質問しました。

彫刻家からは「雑貨と彫刻に違いはない」との答えが返ってきました。

違いはないの意味とは

“違いはない”とはどういうことでしょう。私はその日のやり取りを自分なりに振り返ってみました。

すると私は作家本人と話したことで作品の見え方に変化があったことに気付きました。

多分今回の場合ですと、私が作家本人に興味が持てたことがきっかけで見え方が変わったのだと思います。可愛らしい作品写真を事前に見ていたため、その時は既に決めつけて作品を見ていたように思います。年齢も近いその彫刻家に情けないですが場違いな嫉妬心も私の場合は生じていたのかもしれません。先入観が邪魔することなく作品を見るきっかけとなったのが作家との何気ない会話でした。

そして純粋に作品を見るようにすると、作家がモチーフをどのように見て何を感じたのかが作品からあふれるように発信されていました。

写真を見た時には気づけなったけれどもこの作品たちは彫刻だと私はその時感じました。

「雑貨と彫刻に違いはない」には「見る人が決めることだから」と続きがあったのではないかと思います。